RAIDデータ復元方法を徹底解説|RAID 0・RAID 1・RAID 5・RAID 10対応

RAIDデータ復元方法を徹底解説|RAID 0・RAID 1・RAID 5・RAID 10対応

1. はじめに

RAIDはデータの冗長性やパフォーマンス向上のために使用される技術ですが、RAID構成の障害やHDD/SSDの故障によりデータを失うリスクがあります。本記事では、RAIDのデータ復元方法について、RAIDの種類別・トラブル別の対処法を詳しく解説します。

2. RAIDの種類とデータ消失リスク

2-1. RAID 0(ストライピング)

特徴: 複数のHDD/SSDにデータを分散して書き込むことで、高速な読み書きを実現。 リスク: 1台でも故障するとデータ復元が極めて困難。

2-2. RAID 1(ミラーリング)

特徴: 2台のHDD/SSDに同じデータを書き込むため、冗長性が高い。 リスク: 1台が故障しても復旧可能だが、2台同時に故障するとデータ消失。

2-3. RAID 5(分散パリティ)

特徴: 複数のHDD/SSDにデータとパリティ情報を分散して保存。 リスク: 1台の故障なら復元可能だが、2台以上が故障すると復元不可。

2-4. RAID 10(ストライピング+ミラーリング)

特徴: RAID 0とRAID 1を組み合わせた構成で、高速かつ冗長性も確保。 リスク: ミラーペアの両方が故障すると復旧不可。

3. RAIDのデータ復元方法【論理障害編】

3-1. RAIDコントローラー設定の確認

RAID設定の誤動作やBIOS設定の変更でRAIDが認識されなくなることがあります。 手順:

  1. BIOSまたはRAIDコントローラーの設定画面を開く。
  2. RAID構成が正しく認識されているか確認。
  3. 設定ミスがある場合は元に戻して再起動。

3-2. データ復元ソフトを使用

RAIDが認識される場合、専用のデータ復元ソフトを使うことで復元できる可能性があります。

おすすめのソフトウェア:

  • EaseUS Data Recovery Wizard(RAID対応・使いやすい)
  • R-Studio(高度なRAID復元機能を搭載)
  • DiskInternals RAID Recovery(RAID情報の自動解析)

手順:

  1. 復元ソフトをインストールし、RAIDドライブをスキャン。
  2. 失われたデータを選択し、別のストレージに保存。

4. RAIDのデータ復元方法【物理障害編】

4-1. 故障したHDD/SSDを特定

手順:

  1. RAIDアレイを管理ツールで確認し、故障したドライブを特定。
  2. 故障していないHDD/SSDをバックアップ。

4-2. 交換用HDD/SSDを用意してRAIDを再構築

手順:

  1. 故障したディスクを新しいものに交換。
  2. RAIDコントローラーまたは管理ツールでRAIDを再構築。
  3. データが自動的にリビルドされることを確認。

5. RAIDデータ復旧を専門業者に依頼するべきケース

以下のような場合は、データ復旧専門業者への依頼を検討することをおすすめします。

  • RAID 0の障害で、データ復元ソフトで解決できない場合。
  • RAID 5/RAID 10で2台以上のディスクが故障した場合。
  • RAIDコントローラーが故障し、RAID設定情報が失われた場合。

おすすめのデータ復旧業者

デジタルデータリカバリー

デジタルデータリカバリーはデータ復旧国内売り上げNO.1で復旧率も95.2%と高く、24時間365日受付で、深夜のトラブルにも対応してくれます。取り扱いは大手企業から大学など実績も豊富でISOやPマーク取得業者です。

\デジタルデータリカバリーのおすすめポイント/
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復旧率
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実績
対応地域
全国
セキュリティー
ISO27001
Pマーク
対応機器
  • RAID機器(NAS/サーバー)
  • ハードディスク
  • 外付けハードディスク
  • パソコン
  • SSD
  • レコーダー
  • USBメモリー
  • SDカード/MSDカード
  • ビデオカメラ
  • スマートフォン
  • 他…

6. RAIDデータ消失を防ぐための対策

6-1. 定期的なバックアップの実施

RAIDはバックアップの代わりにはなりません。外部ストレージやクラウドにバックアップを取ることが重要です。

6-2. RAIDの状態監視を徹底

  • RAID管理ツールを定期的にチェックし、エラーログを確認。
  • 異常を検知したら早めに対処

6-3. UPS(無停電電源装置)の導入

  • 停電や電源トラブルからRAIDを保護するため、UPSを導入。

7. まとめ

RAIDのデータ復元は、障害の種類やRAIDの構成によって適切な対応が異なります。

論理障害ならRAID設定を確認し、データ復元ソフトを活用
物理障害ならHDD/SSDを交換し、RAIDを再構築
重大な障害は専門業者に依頼するのが最も確実
RAIDだけに頼らず、定期的なバックアップを実施

これらのポイントを押さえておけば、万が一のRAID障害にも適切に対処できます!